こんにちは。

 

苫米地式コーチング認定コーチの大西です。

 

今日は目的やゴールを設定する事の大切さについて述べていきたいと思います。

 

最初にちょっとした問題を出してみようと思います。

 

部活で居残りでスイング練習をしている3人の選手がいます。この3人に、なんのためにそれをやっているの?と尋ねました。

 

すると、

 

A君「いつもやっていることだからです。」

B君「やらないとうまくならないからです。」

C君「もっと打てる様になりたいからです。」

 

という答えが返ってきました。

 

さて、この中でレギュラーを獲れたのは誰でしょう?

 

 

正解は………

 

 

ありません!

 

え…!3番じゃないの?という声が聞こえてきそうですが、そうとは言い切れません。A君は小学生の時から野球をやっていて、C君始めたばかりかもしれません。この様に考えると「確かに…。」と納得して頂けるかもしれません。

 

では、質問を変えますね。

 

この3人の中で1番成長するのは誰でしょう?

 

そうです。C君です。

 

それはなぜだかわかりますか。

 

その理由は、目的(ゴール設定)を持っているからです。

 

人間の脳にはRAS(網様体賦活系)というものがあって、その人のゴールにとって必要な情報を優先的に収集し、そうでない情報をシャットダウンしようとする機能があります。そのため、C君はスイングが上達するために必要な情報を脳が絶えずキャッチ出来るので、そうでない人に比べて圧倒的に気づきが多いのです。

 

グリップのちょっとした握り具合や手首の返しに対して、良い場合と悪い場合の細かい違いに気づけるようになりますし、監督からもらう何気ないアドバイスにしても重要なヒントを掴み取る事が出来ます。

 

では、他の人たちはどうでしょうか。

 

A君の場合は、いつもやっていることなので…と、スイング練習を作業化してしまっています。淡々とこなすだけでは、そつなく早く終わらせる事に意識がフォーカスしてしまい、向上するための気づきは得にくくなってしまいます。

 

同じ練習量をこなしているのに実にもったいないことです。

 

そしてB君ですが、一見これは良い心持ちのように見えなくもないですよね。少なくとも上手くはなりたいというのは伺えます。しかし、問題なのは“やらないと”の部分です。

 

本人はやらなければいけない事(have to)として捉えているんですね。潜在意識では、出来ればこれはやりたくないなぁと思ってしまっているのです。C君の「もっと打てるようになりたい!」というwant toのマインドに比べると圧倒的にパフォーマンスが落ちてしまうのは言うまでもありません。

 

ですから、2つ目の問いでは明らかにC君が成長する事になるのです。

 

実はこの質問を通して、是非皆さんにも顧みてほしいことがあります。

 

私たちも日々の生活の中で色んな事に取り組んでいますよね。仕事であれ、家庭であれ、プライベートや健康管理、趣味に至るまでありとあらゆることです。

 

その1つ1つの作業に取り掛かる時にどの様に取り組んでいるでしょうか。いつもやっていることだからと、何も考えずにこなすだけになっていないでしょうか。やらなければいけないことだからなぁと、パフォーマンスを下げてしまってはいないでしょうか。

 

もし、何のためにそれをやっているのかが明確でない場合は、ゴール設定をしてみてはいかがでしょうか。

 

きっと、今までにない気づきが得られたり、パフォーマンスの向上を実感出来る事でしょう。

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