こんにちは。
苫米地式コーチング認定コーチの大西です。
皆さんは、今の会社に勤めてからどれ位経つでしょうか?
まだまだ新入社員ですという方もいれば、もう立派な役職についていらっしゃる方もおられるでしょう。はたまた自分で起業された方もいらっしゃると思います。
今日は会社で働く全ての方々にとても大事な事を述べていきたいと思います。
新入社員の方ならよくわかるでしょうが、最初のうちは覚えなければいけない事がたくさんありますよね。社の教訓からマナー、そして業務と頭がパンクしそうになりますよね。
私もかつて勤めていた会社でそうでしたが、毎日の様に先輩社員に怒られながら一生懸命覚えることをしていました。そしてある程度形になったところでようやく戦力として認めてもらえるわけです。
つまり、最低限会社側の求める理想の形になったところでデビューするというわけです。
もちろんそれで終わりではなく、覚えなければいけない事はその先ももっともっと増えていきます。
ちなみによっぽどの大企業でない限りだいたい2〜3年も勤めれば、一通り会社の業務やシステムはなんとなくわかってくるものです。
この先輩にはこういう接し方をした方が差し障りなくていいとか、この部署にはこういう伝統があるからそれは必ず守った方がいいとか、暗黙の了解で何分前にお伺いをたてなければいけないとか、いわゆる社内常識に取り込まれて行きますよね。
多分、多くの方が頷かれているのではないでしょうか?
こうなると、どういう事が起こるかというと、真に正しい正しくないという事よりも、如何に会社の常識にフィット出来るか否かが評価を得る上での大きなウエイトを占めてしまうという事です。
あくまでこれは憶測ですが、「こういうのってどう考えてもおかしいよなぁ」と思う人は転職したり起業していきますよね。あるいは不満を抱えつつもしょうがないから従っているのではないでしょうか。
逆に、評価される事に面白みを感じる人はどんどんと出世していって、受け継いだ事を次の代へと伝承する様になっていきます。
どちらが良いとか悪いとか言うつもりはありませんし、日本の会社の全てがこうだと言うつもりもありませんが、自己啓発本やセミナーが流行ったりブラック企業が問題になる昨今において、この様な風習を経験している人は少なからずいると思うのです
そして、結論的な事を言うならば、こういう風習を変えていかない限り、ほとんどの人が思考のとまった作業員になってしまうという事です。
やるべき事をやれる様になる事も大事ですが、型にはめてしまったり、はまってしまう事を良しとするのでは、一向に思考する事がありません。
思考する事を辞めた会社は一定量の事を継続的に生産出来たとしても、クリエイティブにものを生み出すことは決して出来ないのです。

ですから、頭をフルに使う事をしていきましょう。頭をフルに使うといのは、前頭前野を用いて抽象思考をして行くという事です。
やり方はそんなに難しくありません。
日々当たり前にやっている事に対して疑ってみること。
これだけです。
でも、たったこれだけで物事の捉え方に天と地程の差が生じます。
今の会社のシステムや伝統、風習、常識などありとあらゆるものに対して、「もっと違うやり方があるのでは…」と疑い展開して抽象思考してみましょう。
そうする事で、いいアイデアが思いつくことだって十分に出てきます。何より、抽象思考をすること自体が脳内にドーパミンを流す行為です。もちろんセロトニンも流れます。ドーパミンはやる気の出る脳内伝達物質ですし、セロトニンは幸福感を感じる脳内伝達物質です。
どう考えたって、抽象思考をする社風に変えた方が社員が活き活きとクリエイティブに仕事をする事は言うに及ばずですね。

ですから、もし、今あなたの勤めている会社がコアーシブな会社なら、なおさら抽象思考をしてみて下さい。
新しい発見や新しい改善点などたくさん見つかる事でしょう。
そして、抽象思考が当たり前になったあなたは必ずや会社にとって必要な存在へとなって行く事でしょう。