こんにちは。

 

苫米地式コーチング認定コーチの大西です。

 

最近、メルマガで投稿した記事に多くの方が感想を下さったので、今日は珍しくメルマガの内容をブログに投稿したいと思います。

 

さて、千葉ロッテマリーンズの負けが続いて5月の時点で早くも自力優勝が消滅してしまっみたいですね。

 

実はこのニュースを聞いて、思いがけず蘇ってくる思い出があったので、珍しく私の話をしたいと思います。

 

ですから今回は余談だと思って読んで頂ければ嬉しいです。

 

実は、私は高校3年生の時、大学の受験に敗れて一浪してしまいました。

 

当時は体育の先生になりたくて、体育学部の大学をたくさん受験していたのですが、試験科目の100mがボロクソに遅くて、見事に全ての桜を散らしてしまったのです。

 

しかも学校で浪人したのは2人だけで、次々と合格を決めて行く友人に合わせる顔がなく、地元の富山から隠れる様にして東京の予備校に行きました。

 

そんな惨めな思いをしながら、1人東京で予備校と寮を行き来する毎日を送っていたのですが、丁度その年にこんな事がありました。

 

「千葉ロッテマリーンズ18連敗」

 

よっぽどの野球ファンでない限りこの記録を知っている方は少ないでしょう。

 

18連敗は日本野球界歴代ワースト記録です。

 

予備校生だった当時は当然ながらテレビは見る事は無かったのですが、唯一寮の食堂にだけテレビがありました。

 

夕飯を食べる20分だけスポーツニュースを見ていたのですが、ロッテの連敗に気づいたのは8連敗くらいした時からだと思います。

 

「10連敗はしたくないだろうなぁ」

 

と何気なく思っていたら、いつの間にか10連敗をしてしまいました。

 

それと同時にスポーツニュースでも勝てないロッテを大々的に取り上げる様になっていったのです。

 

11連敗、12連敗、13連敗…。

 

いよいよ新聞のスポーツ欄にも勝てないロッテが大々的に取り上げられます。

 

「また負けた」

「惨め、ロッテマリーンズ」

「ワースト記録更新なるか」

 

可哀想なほど勝てないロッテを取り上げて各種情報媒体は盛り上がっていました。

 

たまたま入った定食屋でも

 

「ロッテ弱えーよ。また負けてる。」

「何やってんだよ!下手くそ!」

 

という心無い言葉を聞きました。

 

ただ、私や浪人した私の仲間はそれを聞いてとても悲しい気持ちになりました。

 

なぜなら、一生懸命に頑張っても、頑張っても、次々に不合格通知が届いた自分達の状況と重なっていたからです。

 

当時の私には「あいつ大学ダメだったんだろ。」「部活ばっかやってたから落ちたんじゃない?」と噂されているのではといつも被害妄想がありました。

 

だから、ロッテの負けを世間が騒げば騒ぐほど、私や同じ経験をしている寮の仲間達はどんどんと惨めな気持ちになりました。

 

それでもロッテは勝てません。

 

14連敗、15連敗…。

 

いつの間にか私と寮にいた皆んなはロッテの応援をする様になっていました。

 

「頑張れ、頑張れ!」

 

それは多分、ロッテを応援する事で自分達を応援していたのかもしれません。

 

しかし、とうとうワーストタイ記録の16連敗。

 

スポーツ新聞はもはや一面です。

 

続く17連敗…。ワースト記録更新。

 

でも、私達は必死に応援しました。

 

18連敗…。

 

私達は観ていてとても辛かったですが、それ以上にロッテの選手達はもがき、苦しんでいた事でしょう。

 

それでもきっと勝てる日が来る。選手が叩かれながらも踏ん張っているんだから私も応援を諦めずにやろう。ずっと勝利を願っていました。

 

そして、とうとう小宮山投手が連敗を止めて連敗は18でストップしました。

 

「ロッテ勝ったぞ!」

 

この1勝がどんなに遠く、険しかったことか。

 

自分のことの様に見続けていた私は思わず涙してしまいました。

 

たかが1勝、されどこれ程に意味のある1勝はありません。

 

絶望の中でも必死になって一生懸命に戦う選手達の姿から、どれ程支えられ、どれ程の勇気を頂いたことか。

 

この年、ロッテは最下位でシーズンを終えるのですが、私はスポーツのあり方を考えさせられました。

 

勝負の世界であっても、スポーツは勝つ事が全てではない。

 

勝つという事はそのごくごく一面であり、それを観る人に多くの事を伝えるメッセージ性のあるものであると。

 

コーチになった今だからこそわかることですが、当時、浪人して悲観的になっていた私の情報空間をロッテの18連敗の後の1勝が「今は辛いけど諦めなければ必ず勝利する日が来る」と書き換えてくれた事は間違いありません。

 

お陰様で24倍の高い倍率をくぐり抜けて第1志望の大学に合格する事が出来ました。

 

スポーツっていうのは、本当に素晴らしいものなんですよ。

 

私は、これからもこの思いを胸に、スポーツを観る人、応援する人、そしてちびっ子達に夢や希望を与えられるアスリートが飛躍できる様にサポートしていきたいと思っています。