こんにちは。

 

苫米地式コーチング認定コーチの大西です。

 

私も常に注目していますが、錦織選手の世界トップクラスの活躍は本当に凄いですよね。今年はリオデジャネイロオリンピックで銅メダルをとるという健闘を見せました。本当に素晴らしいです!

 

そして、その錦織選手をサポートするマイケル・チャンコーチの取り組みは目を見張るものがあります。

 

基本的に、日本をはじめとするアジア諸国のスポーツ選手は体格の点で圧倒的に不利なため、国際大会においては力負けしてしまう事が殆どです。

 

瞬発力とは、スピードに質量をかけたものですから、質量が小さいということはハンデなのですね。物理法則のもとではそれは紛れもない事実。

 

そして、そういった認識がスポーツ選手全般において苦手意識を生んだり、負けてもともとなどというセオリーを作り上げてしまいかねません。

 

錦織選手の今なお続く快進撃は、そういう日本人のもつブリーフシステムを書き換える大きなきっかけになると期待しています。

 

そもそも、錦織選手のコーチをマイケル・チャン氏が引き受けたのは2013年の後半からですが、実は2011年の末にある番組の対談によって顔を合わせる機会がありました。

 

2011年といえば、スイス・バーゼルの準決勝でジョコビッチを下し、決勝でフェデラーと戦い、準優勝した年です。

 

対談の中で、錦織選手はマイケル・チャン氏に1つの指摘を受けていました。

 

それはどういうものかというと、錦織選手がジョコビッチに勝った準決勝後のインタビューで語った「彼(フェデラー)は偉大な選手で昔から憧れの選手なのです。」という受け答えに対してでした。

 

マイケル・チャン氏曰く、コートの外なら誰を尊敬するのも構わないが、コートの中では、「お前は邪魔な存在なんだ!」と言い切る決意が必要だと。

 

「優勝するのはお前じゃない!俺だ!」という気持ちが無ければ戦う前に既に負けていると。そして、「過去の実績なんて試合には必要ない!」という強い気持ちも必要だと述べています。

 

これを読んで皆さんはどう思われたでしょうか。

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マイケル・チャン氏の言葉は、1番の核心をついている事がおわかりになるでしょうか。

 

勝ちたいのなら、ゴール設定を変えなさい。と言っているのです。つまり、それは現状のブリーフ・システム(信念)を壊しなさいと言う意味なのです。

 

ブリーフ・システムとは何かと言うと、俗に言う信念のことです。人間の無意識は、日々他人や自分自身の言葉を受け入れ、吟味して取り込んでいます。人は、そうやって作られた信念に沿うことでしか行動できなくなります。

 

錦織選手にとってフェデラーとは憧れであり、大きな尊敬すべき存在としてブリーフ・システムの中にあったのでしょう。つまるところ、創造的無意識が “勝てなくて当たり前” と思ってしまっていたのです。

 

そこに対し、マイケル・チャン氏がこの様な指摘が出来たのは、彼自身が体格が不利ながらも現役時代に4大大会である全仏を制覇し、ツアーでも34勝をあげるという、世界第一線生きて来た経験があるからでしょう。

 

つまり、錦織選手にとってのスコトマが、マイケル・チャン氏には見えていたのです。

 

そして、2013年の後半からマイケル・チャン氏をコーチとして招聘した錦織選手の快進撃が始まるのは言うまでもありませんね。新しく築き上げられたブリーフ・システムによって日本人歴代最高の世界ランキング4位にまで上り詰めていきます。

 

一昨年の全米オープンのベスト4進出時の記者会見での台詞は覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

「勝てない相手はもういない。」

 

この言葉の指す意味は解説するまでもありませんね。

 

この様に錦織選手はマイケル・チャンコーチによりゴールをしっかりと再設定することにより、当時のブリーフ・システムを壊し、新たなブリーフ・システムのもとに世界で戦っています。

 

いずれ錦織選手が4大大会を制した暁には、日本中のスポーツ選手や子供たちのブリーフ・システムが壊れ、

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“日本人って凄い!自分だって世界一になれる!”

 

と言う確信が作り上げられるでしょう。今後とも錦織選手の活躍を見守っていきたいですね。